ノン・ベジ

ヒンドゥー教は基本的にベジタリアン、特にGujarat州は厳格なベジタリアンなので魚はもちろん肉を口にする機会は滅多にない。アルコールと違って法律で禁止されている訳ではないのでノンベジフードを提供するレストランもあるけれど、需要が少ないのでその数は数えるほどしかない。けれど、この「ノン・ベジ」という響きがどうも自分にはしっくりこない。ノンベジが主流の日本ではノンベジという言葉自体が存在しない。日本でベジタリアンの友達と食事に行くときにレストランを探すのにかなり苦労したのを覚えている。けれどここでは、ベジタリアンがマジョリティ。ベジタリアンで無い人が「ノン・ベジ(タリアン)」、少数派として扱われる。自分自身、ノンベジだけれども、インド料理はかなりのバラエティがあるので、肉が恋しくなるということは特にない。基本的に脂っこい料理が多いけれど、栄養バランスも取れている。インド料理の辛さにはいまだ慣れないけれど、それ以外はパーフェクト。

そんなAhmedabadに実はマクドナルドが存在する。メニューにはベジとノンベジ両方が用意されていて、もちろんビーフは一切無し(代わりにチキンが多い)、マクドナルドといえどもインド独特のメニュー。しかもやっぱり辛い。世界共通のマックのメニューさえもインド流に変えてしまう、恐るべしInida。