インターンシップ

Economic Timesでのインターンシップ。ちょうど2ヶ月が経った。新しい環境、出会い、新鮮な毎日。インドにおいて、自分の目指すジャーナリズムという仕事に携わることが出来て、自分はなんて幸せなんだ、と思う。

けれど同時に、うまくいかないことも、自分の無力さに凹むこともかなりある。

言語は自分にとって一番の壁。人並みに海外経験があるといっても、語彙数にも表現力にも限界があるし、もちろんネイティブにはかなわない。情報収集、インタビュー、記事を書くというプロセスにおいて、リーディング、リスニング、ライティング+コミュニケーションとすべての言語スキルが問われる。何を言ってるか分からなくて何度も何度も聞き返して相手を不快にさせてしまうこともあるし、分からないまま聞き流してしまうこともある。自分の考えを巧く表現出来ないこともよくある。自分の英語力の乏しさを思い知らされる毎日。現地の言葉(グジャラティ語)が話せないこともネック。仕事場でもインタビューにおいても、他の人の人が何を話してるのか全く分からないという状況はかなりつらい。その点においては、NGOで働いている研修生はさらに大変だと思うけれど。
インドの社会に対しての知識の乏しさはもうひとつの壁。これに関しては、インターンシップの事前にもっと準備が必要だったと思う。土壇場で決まったということもあったけれど、特にEconomic Timesで経済、ビジネスという日本でさえも自分にとって新しい分野に対して、ほぼ無知識のまま旅立ったのは痛かった。インドの文化、人間関係にもときどき戸惑うことがある。

とにかくここでは、理解力も表現力も人以下で、何をするにしても人の倍以上の時間がかかる。理想の自分と現実の自分。けれど、自分の無力さ、足りない部分を見つめ直すのもインターンシップ。失敗から学ぶこともたくさんある。そして自分がどれだけ成長出来るか、が一番大切。残り1ヶ月!